綾西の家

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綾西の家

撮影者:内海 繁/アーキグラフデザイン

  • 構造・構法・規模
  • 建築家より
  • ASJ厚木スタジオより
  • 施主様より
設計・監理
アーキグラフデザイン
構造
・主体構造:木造在来工法
規模
・地上2階建て
・敷地面積:163.33m²(49.49坪)
・建築面積:79.64m²(24.13坪)
・延床面積:146.46m²(1F:77.07m²/2F:69.39m²)
工期
・設計期間:2009年3月〜2009年10月
・工事期間:2009年11月〜2010年4月
屋根
・ガルバリウム鋼板 縦ハゼ葺
外壁
・弾性リシン吹き付け
リビング・ダイニング
・壁:クロス貼り
・床:合板フローリング
・天井:クロス貼り
寝室・子供室
・壁:クロス貼り
・床:合板フローリング
・天井:クロス貼り
主な使用機器
・キッチン:オーダーメイド(うつみ家具)
・衛生機器:TOTO
・給湯設備:都市ガス
・暖房:床暖(電気式)

コメント

綾瀬市の幹線道路沿いに建つ、2世帯住宅の提案です。

最初のヒアリングの結果、両世帯間は独立性が高いことを望んでいることが分かり、プラン上は完全に分離した計画としました。

しかし、一方で両世帯が、さりげないコミュニケーションや気配が感じられることを設計の重要なポイントとして計画をスタートしました。

その結果、”余白”という空間の概念を取り入れることにしました。

意図的に敷地の中に"余白”を3ヶ所ちりばめて、その廻りに建築が建つような提案をしました。

まさしく図と地が逆転する発想から計画を導き出しました。

図面をご覧いただけると、建物はZ型をしています。

一見、奇異に見えるこの形も、結果として”余白”が互いの世帯がそれぞれの気配が分かる”装置”になるように機能します。

余白へは、直接アクセスできたり、もしくは視線が集まったりできるように計画しています。

建築面積は敷地の50%しか建てられないにもかかわらず、建物以外の部分も含めて、何一つ無駄になっていないのです。

クライアントは、ハウスメーカー様と計画を進められていたにもかかわらず、設計提案を受け入れて頂き、ただいま2010年4月末竣工に向けて工事中です。

ゴールデンウィークの引越し後にご家族が楽しく過す姿が想像できます。


施主のY様とのお付き合いが始まったのは一昨年の秋に開催したイベントからでした。

当時お住まいの2世帯住宅を建て替えようとハウスメーカーをはじめご検討を始められた頃のことです。

画一的な他社からの提案にどうもしっくりとこない思いを抱いていた中、スタジオより建築家をご紹介しプランニングコースをスタートさせることとなりました。

ご紹介した内海先生のプレゼンテーションはこれまで見てきた提案とは全く異なり、建築家住宅の柔軟な発想とその可能性に新鮮な驚きと期待をY様は感じられたそうです。

建設地は良好な環境の住宅街ではあるものの、そのような立地できまってつきまとうのが建蔽・容積等の厳しい法的規制。ご希望の間取りで2世帯住宅を計画するには建築可能な床面積が絶対的に不足していました。

しかしながら、絡み合った糸をほぐしていくようにそれらの規制をひとつひとつ丁寧に解決しつつ、Y様のご要望を叶えたプランを内海先生は見事に具現化してくれました。

建築家住宅は建物の規模をm²であらわす「平面」ではなく、m³であらわす「空間」で表現すると言われますが、まさに内海先生のプランは空間を工夫することで部屋の広がりや抜け感を作り出すことに成功しています。

リビングの開放感や子供部屋のボリューム感はそれをよく物語っており、見どころでもあります。

家づくりの過程において、打合せは非常に濃密なときを重ねてきました。

話が盛り上がって気がつけば6時間も打合せをしていたこともしばしば。

家づくりの話もいつも最後には身の上相談に変わっていたりと。

そのおかげで、机上のお付き合いだけではない信頼を寄せていただき、設計・施工共に最後まで気持ちよくスムースに進むことができました。

それでもなお多忙な毎日の中、家づくりという初めての経験は日々の生活において相当な負担になっていたかと思います。

それら全てを含めて竣工の際は、オンリーワンである自邸の完成にY様は感無量な喜びを噛みしめられていました。

家づくりはここでひとまず終了ですが、これからは家族の思い出づくりをこの家と共に育んでいってもらえたらと思います。

プレゼン・設計・工事においての感想
準備中
実際に生活してみての感想
準備中
所在地
神奈川県綾瀬市
主要用途
専用住宅(二世帯住宅)
家族構成
両親+夫婦+子供2名